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マカヒキ

  • 執筆者の写真: zatsumu
    zatsumu
  • 2021年10月11日
  • 読了時間: 3分

戸崎圭太騎手が京都大賞典(阪神競馬場)で乗るというので阪神競馬場に行ってきた。その日はどういうことか1R、2R、3Rと連勝、新馬でもいい成績を収めたので、ハハーンこれは調子が良すぎてメインで原因不明の謎のボロ負けするパターンだな!?と思っていたらそうだった。(7RぐらいでLINEで友人に「今日のメインは勝つ気がせん!!!!!!!」と送っていたほどだった)こういう嫌な予感だけはよく当たる。


それはさておき、京都大賞典では2016年のダービー馬のマカヒキが、凱旋門賞の前哨戦のニエル賞での勝利以来となる5年1か月ぶりに勝利した。


レース写真は4角で撮っていたので、望遠である程度ゴールに向かう馬たちを追えはするものの、ヒートオンビートがいい位置にいたにもかかわらず全く伸びずついていけなくなり、新幹線の時間ぎりぎりだったし、荷物まとめるかぁ…と一瞬考えた矢先に、代わりに黄色・黒・青のよく見た勝負服が飛んできた。慌ててカメラをしっかり構えなおし(かなり遠くが撮れる望遠ズームレンズでよかったですね)、そのよく見た勝負服がギリギリ届いたように見えるや否や、私は無意識にウィナーズサークルがある方へ走り出していた。スローで映されるゴール前の映像、マカヒキが本当にギリギリ先着で届いていた。その瞬間、阪神競馬場がおめでとうと拍手の歓喜の祝福ムードに包まれてしまった。



マカヒキは、私が初めて現地観戦したダービーの、優勝馬だ。あの頃は競馬の右と左がようやくわかった(わかったつもりでいた)頃で、何かを応援したら、行く末を見届けたら楽しいのではないか?ということにも気づき始めたころだった。それでもまだまだ素人な私は無計画にじゃあ…今週はダービーらしいし、見に行くか!と軽い気持ちで、友人とその子を誘って見に行ったのだけど、とにかくダービー特有のあの熱気がとにかくものすごかった。10万人近くがたった3分間にものすごい熱意を向けている。たった3分間と言ったけれど、その3分で世代最強馬が決まるのだ。2021年、その時の友人の子がもう中学生になっている。しかしそのマカヒキがふたたび日本の地で勝つまで、それぐらいの月日が流れてしまった。


歓喜に包まれる阪神競馬場で、こんなことってあるんだ?!と思いカメラを抱えながらウィナーズサークルに向かって走っていたけども、同時に、競馬場に通い始めてからのたくさんの記憶が走馬灯のように思い出された。情緒不安定な人みたいに涙まで出ているではないか…。マカヒキは確かに初めて見たダービー馬ではあったけど、なんとなくそれだけで、特に強い思い入れはないと思っていたはずなのに、実際はそうではなかったみたいだった。やはりダービー馬ってすごい。ダービーで勝つことってすごい。この先何戦走るかわからない2016年ダービー馬の行く末が、どうか無事でありますように。



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